花守神社(旧繭守神社) 

養蚕が盛んだった明治後期、更なる養蚕業の発展を祈り、日晴鳥町を見渡せる丘に繭守神社の分社が建てられました。

養蚕守護、農・工・商行繁盛の他、蚕が卵を産みすくすくと育つ様子から、安産や子供の健やかな成長などのご利益があると伝えられています。

ご神木と別名の由来

社のすぐ脇には樹齢約100年と伝えられる桜の大木があり、ご神木として社と共に守り継がれています。

立派な咲きぶりから「花守神社」の別名がつけられ
現在はこちらが広く知れ渡っています。

常駐の神職はおりませんが、町で管理されており自由に参拝することができます。三が日と桜祭りに合わせ祈祷がおこなわれています。

創作設定

養蚕の発展のために日晴鳥町を見渡せる丘に分社が建てられ、迎えられた養蚕の神様。

町の人が養蚕業の成功以外にも、家内安全だったり子供の健やかな成長だったりを祈りにくるので…力になれるかな〜と不安になりつつも祈る人達を守ってきた。

社の脇に桜の木が生え、ご神木となり、神様と桜の精は長い時間一緒に過ごした。悪い虫やネズミから蚕を守った猫の「この町でずっと過ごしたい」という願いを叶えて転生の力を授けたりもした。

ところが社を守ってきた神職の後継者が無くなり、養蚕の神様は本社に戻ることになった。(長い歴史ある神社が取り壊される事は無かったが、町の管理物となり神職が常駐する事は無くなった。)

「祝いの日には戻ってくるが、私が不在の間もこの社と町を守って欲しい」そう頼まれたのは桜の精と守り猫。

今も丘の上の社から(時には人の姿をとって)町の様子を見守っているとか。いないとか。